仰せ合はす(読み)オオセアワス

デジタル大辞泉 「仰せ合はす」の意味・読み・例文・類語

おおせ‐あわ・す〔おほせあはす〕【仰せ合はす】

[動サ下二]言い合わせる」の尊敬語。ご相談になる。
上皇もこの大臣を深く御頼みありて、―・せらるる事懇ねんごろなり」〈古活字本保元・上〉
[動サ四]に同じ。
「ソノ夜ノ酒宴ニ、コノ謀叛ノ事ヲ―・サレテアッタレバ」〈天草本平家・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仰せ合はす」の意味・読み・例文・類語

おおせ‐あわ・すおほせあはす【仰合】

  1. 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 ( 多く、助動詞「らる」を付けて用いる ) 「言い合わす」の尊敬語。御相談になる。
    1. [初出の実例]「東宮をとどめて、こと人を立てまゐらせんと、公卿どもにおほせあわせける中に」(出典:愚管抄(1220)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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