日本歴史地名大系 「仲善寺」の解説 仲善寺ちゆうぜんじ 三重県:一志郡美杉村太郎生村仲善寺[現在地名]美杉村太郎生 日神日神山不動院と号し、真言宗醍醐派。本尊不動明王立像。開山は真福(しんぷく)院中興祐栄法印の弟子栄秀で、慶安三年(一六五〇)一〇月、当寺を建立した(真福院代々住職並ニ看坊控「美杉村史」所収)。現在無住。享保一二年(一七二七)の本堂再建の棟札および寛延三年(一七五〇)の不動明王の厨子再造の棟札を伝える(美杉村史)。南方に日神(ひかわ)川を隔てて不動堂があり、本尊石造不動明王坐像がある。堂前の石塔に「天文十八年当山前住琢恕歳多記寛禅師」の陰刻銘文がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報