仲順村(読み)ちゆんじゆんむら

日本歴史地名大系 「仲順村」の解説

仲順村
ちゆんじゆんむら

[現在地名]北中城村仲順ちゆんじゆん

和仁屋わな村・渡口とうぐち村の西にあり、南は荻道うんじよー村に接する。中順とも記され(「琉球国旧記」など)、チュンジュンとよばれる。集落北西のナスノ御嶽に近い上門原いーじよーばるに住居を構えた七世帯に始まったとされ、「仲順七きぶい」と語り継がれる。この七世帯はやがて一つの集落を形成し、仲順大主が統治者になったという。絵図郷村帳に「ちよミぢよん村」とある。琉球国高究帳にも「ちよみぢよん村」とあり、高頭一二九石余、うち田九一石余・畠三八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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