日本歴史地名大系 「任海村」の解説 任海村とうみむら 富山県:富山市旧上新川郡地区任海村[現在地名]富山市任海・南央町(なんおうちよう)熊野(くまの)川左岸沿いに位置し、北は友杉(ともすぎ)村。対岸の下熊野村から当村に入った飛騨街道は南の栗山(くりやま)村に至る。現新潟県小千谷(おぢや)市魚沼(うおぬま)神社所蔵の大般若経巻二七〇の奥書は至徳四年(一三八七)から嘉慶三年(一三八九)の間のものとみられ、「再興檀那任海池原寺」とある。池原(ちげん)寺跡には現在曹洞宗任海(にんかい)寺があり、天正五年(一五七七)の創建という(最勝寺誌)。江戸初期は加賀藩領、万治三年(一六六〇)の領地替で富山藩領となる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by