飛騨街道(読み)ひだかいどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「飛騨街道」の意味・わかりやすい解説

飛騨街道
ひだかいどう

(1) 富山富山市と岐阜県高山市を結ぶ旧街道。富山から神通川沿いに南行して岐阜県境の猪谷にいたる。猪谷付近で宮川渓谷に沿って古川盆地を経て高山に達する越中西街道と,高原川の渓谷に沿って船津,古川盆地を経て高山に達する越中東街道に分かれる。鉄道開通までは富山から飛騨へ塩,海産物,雑貨をウシの背で運んだ重要な道路であった。国道41号線が東街道経由で通り,西街道沿いに JR高山本線が延びる。
(2) 長野県の木曾谷松本盆地と岐阜県の飛騨地方とを結ぶ交通路。木曾街道野麦街道ともいわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む