伊藤武男(読み)イトウ タケオ

20世紀日本人名事典 「伊藤武男」の解説

伊藤 武男
イトウ タケオ

大正・昭和期の蚕糸学者 元・信州大学学長。



生年
明治26(1893)年12月10日

没年
昭和51(1976)年10月1日

出生地
山口県岩国市

学歴〔年〕
東京帝大農学部〔大正7年〕卒

学位〔年〕
農学博士〔昭和15年〕

経歴
大正9年盛岡高等農林学校教授を経て昭和7年京都高等蚕糸学校教授となった。15年「分析化学に関する研究」で農学博士。20年上田繊維専門学校長、24年信州大学繊維学部長、33年同大学長となった。37年退官。絹糸の基礎的研究、絹の蛋白質の物理化学的研究で業績を挙げ、蚕糸学界、業界に貢献した。著書に「絹糸の構造」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学位 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤武男」の解説

伊藤武男 いとう-たけお

1893-1976 大正-昭和時代の蚕糸学者。
明治26年12月10日生まれ。盛岡高農教授,京都高等蚕糸教授,上田繊維専門学校校長などをへて,昭和33年信州大学長となる。絹の蛋白(たんぱく)質の物理化学的研究で知られた。昭和51年10月1日死去。82歳。山口県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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