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分析化学 ぶんせきかがくanalytical chemistry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

分析化学
ぶんせきかがく
analytical chemistry

宇宙に存在するあらゆる物質を対象として,その化学組成を決定するために行われる化学分析,物理的測定などのすべての技術,方法を探究し,そこから導き出される論理原理を探る自然科学の一部門。化学のなかでは最も古い歴史をもち,19世紀前半のヨーロッパにおける化学とは製造化学と分析化学であったといってよい。現代でも基礎的な学問分野として重要な役割をになっている。

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知恵蔵の解説

分析化学

物質を測り、その状態を知るための方法を追求する化学の分野。分析機器が発達した現代でも測れなかったり、欲する情報が得られないことが多い。また、既存の方法でもその測定原理が解明されないまま、機器が普及している場合もある。不可能だった測定を可能にするため、新しい測定の原理、概念、方法を創出し、未解明の測定原理を解明するのが分析化学。物理化学有機化学無機化学などを基礎に、物理学生物学材料科学電子工学機械工学などとも密接な関係があり、基礎化学の中では学際的な性質を持つ。

(市村禎二郎 東京工業大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

ぶんせき‐かがく〔‐クワガク〕【分析化学】

物質を分析する技術や理論などを研究する化学の一分野。定性分析化学と定量分析化学とに分けられる。

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栄養・生化学辞典の解説

分析化学

 物質の分析に関する化学.

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんせきかがく【分析化学 analytical chemistry】

化学分析を行うための基本となる理論,技術について研究する化学の一分野。化学分析は一般にその対象とする物質の種類により無機化学分析と有機化学分析に分けられるが,手段からみて化学的方法のみならず物理的方法も広く用いられ,幅広い分野の理解が必要である。 化学の分野に分析analysisの語を導入したのはR.ボイルで,定量的な測定の重要性はA.L.ラボアジエによって強く認識され,やがて化学の基本法則を生み出す芽となった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ぶんせきかがく【分析化学】

化学分析の方法とその理論を研究する化学の一分野。 → 化学分析

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分析化学
ぶんせきかがく
analytical chemistry

物質を分析する技術や理論などを研究する化学の一分野。分析化学はその性質上、化学のもっとも基礎的、基本的学問分野として重要であるばかりでなく、化学のみならず、生物、医学、薬学その他あらゆる分野にわたって重要な役割を果たしている。対象とする物質によって無機分析、有機分析などとよぶことがあり、その手法から、化学分析と物理分析のように分ける場合もある。また分析する目的によって、物質の成分を同定する定性分析と、構成成分の量的割合を決定する定量分析とに分けられる。さらに定量分析も、天秤(てんびん)その他で直接重量を測定する重量分析や、滴定による容量分析、あるいは各種の分析機器を用いて分析を行う機器分析などに分けられている。[中原勝儼]

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