伏尾村(読み)ふしおむら

日本歴史地名大系 「伏尾村」の解説

伏尾村
ふしおむら

[現在地名]池田市伏尾町・伏尾台ふしおだい一―五丁目

吉田よしだ村の北東にありほそ郷の一村。北東は下止々呂美しもとどろみ(現箕面市)。村のほぼ中央を久安寺きゆうあんじ(余野川)が南流し、並行して余野よの(摂丹街道)が通る。村域のほとんどは山林で、集落は街道沿いに点在する。「摂津名所図会」には「寺尾千軒」と称したとあり、久安寺を中心に発達した村であることを伝える。慶長一〇年(一六〇五)摂津国絵図には伏尾村と久安寺門前きゆうあんじもんぜん村が記される。元和初年の摂津一国高御改帳では細郷一千七四五石余のうちに含まれ、幕府領長谷川忠兵衛預。


伏尾村
ふしおむら

[現在地名]瑞穂町古部こべ 伏尾

古部村の北東部に位置する。慶安二年(一六四九)の肥前国道法帳に「伏尾村」とみえ、一里山が置かれていた。寛文四年(一六六四)の鍋島光茂領知目録(寛文朱印留)および宝暦二年(一七五二)の佐賀領郷村帳に村名がみえ、天明七年(一七八七)の佐賀領村々目録では高四九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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