会堂(読み)カイドウ

デジタル大辞泉 「会堂」の意味・読み・例文・類語

かい‐どう〔クワイダウ〕【会堂】

集会などに使う目的で建てた大きな建物
キリスト教教会の建物。

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精選版 日本国語大辞典 「会堂」の意味・読み・例文・類語

かい‐どうクヮイダウ【会堂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 集会のための大きな建物。
    1. [初出の実例]「学術の会社は転じて魔鬼の会堂と為るべきなり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一)
  3. ( 「きょうかいどう(教会堂)」の略 ) 教会の建物。
    1. [初出の実例]「イエス遍く郷邑を廻その会堂(クヮイダウ)にて教をなし」(出典:引照新約全書(1880)馬太伝福音書)

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世界大百科事典(旧版)内の会堂の言及

【シナゴーグ】より

…ユダヤ教の公的な祈禱・礼拝の場所(会堂)をさす語。ギリシア語で〈集会〉を意味するシュナゴゲsynagōgēに由来し,ヘブライ語では,ベート・クネセットbêṯ kenēseṯという。…

【アルムクビスト】より

…奔放な空想にみちた小説《アモリーナ》(1823年に完成,書き改めて39年に出版)をはじめ,革新的なロマン主義運動の旗手として,詩,劇,評論に筆をふるい,主要作品は《野ばらの書》(1833‐51)にまとめられている。グスタブ3世の宮廷の舞姫を配した華麗な小説《女王の宝石》(1834)の後,一転してルソーの〈自然に返れ〉の思潮を基盤に,素朴な農民生活を主題に《会堂》(1838)ほかの写実的な作品を書く。《それでよい》(1839)に,結婚は愛と理解に基づく個人の問題で,国家,教会が介入する余地はないという主張を色濃く盛りこんだために,周囲のひんしゅくを買い,さらに文書偽造,毒殺未遂の嫌疑をかけられて1851年アメリカへ逃れ,放浪生活15年の後,ヨーロッパへの帰途ドイツのブレーメンで客死。…

※「会堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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