会津町(読み)あいづまち

日本歴史地名大系 「会津町」の解説

会津町
あいづまち

[現在地名]相川町会津町

町部高台の見晴しのいい台地にある。南は南沢みなみざわ町、北は下京しもきよう町。元禄七年(一六九四)検地帳(相川郷土博物館蔵)では山先やまさき町とあり、町屋敷三反余。年不詳の相川町々書上帳(舟崎文庫蔵)では会津町とあって、町の長さ五一間。慶長期(一五九六―一六一五)遊女町として成立。鉱山町では、古くは鉱脈を発見して、最初に注進した者に山先の称号が与えられたとされ、初期相川の遊廓は、鉱山の稼行を請負う山主(師)が兼業する例も多く、山先の古名もここに由来するという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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