伝授事(読み)デンジュゴト

デジタル大辞泉 「伝授事」の意味・読み・例文・類語

でんじゅ‐ごと【伝授事】

伝授したり、伝授されたりする物事伝授物
芸道などで秘伝

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精選版 日本国語大辞典 「伝授事」の意味・読み・例文・類語

でんじゅ‐ごと【伝授事・伝受事】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 伝授したり、伝授されたりする物事。一般に、伝授されないと知りえない物事。でんじゅもの。
    1. [初出の実例]「うらの苫屋ももとは内裏家〈本秋〉 羽のある呼子の嶋も伝授事〈西鶴〉」(出典:俳諧・大坂檀林桜千句(1679)第九)
  3. 芸道の奥義などで、秘密に特に伝授すべき物事。秘伝。
    1. [初出の実例]「或は三段切、是は何切れなどと名目して伝授事とせり」(出典:俳諧・去来抄(1702‐04)故実)

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