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船上山 せんじょうざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

船上山
せんじょうざん

鳥取県西部,大山 (だいせん) 北麓にある山。標高 616m。大山火山の旧期カルデラ外輪山北東端部のテーブル状の溶岩台地で,東,北,西の3方は断崖。この要害の地に,元弘3 (1333) 年隠岐から遷幸後醍醐天皇名和長年が迎え,智積寺を行在所として,北朝方の佐々木清高を破った。行在所跡は史跡に指定。ブナの原生林があり,峡谷,滝などのすぐれた景観に富む。大山隠岐国立公園に属する。

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百科事典マイペディアの解説

船上山【せんじょうさん】

鳥取県西部,大山(だいせん)火山帯北部のメサ状溶岩台地。標高616mの三角点があるが,山頂の平たん地は660〜680mにわたって広がっている。シソ輝石安山岩からなり,東・北・西の3方が急崖をなす。
→関連項目赤碕[町]大山(鳥取)中山[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

せんじょうさん【船上山】

鳥取県中西部,東伯(とうはく)郡赤碕(あかさき)町にあるメサ状溶岩台地。標高616mの三角点があるが,山頂の平たん地は標高660mから680mにわたって広がっている。大山火山群の北東部にあたり旧期大山のカルデラの外輪山をなす。船上山の東・北・西斜面には急崖が連なり,東斜面の急崖は屛風岩とよばれる絶壁をなす。大山のすそ野が眼前にひろがり,付近には千丈滝や峡谷,ブナの原生林などがある。登山口には少年自然の家がある。

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大辞林 第三版の解説

せんじょうさん【船上山】

鳥取県中部、大山だいせん火山群の北部にある溶岩台地。海抜616メートル。1333年、隠岐から脱出した後醍醐天皇を迎え、名和長年が挙兵した所。せんじょうせん。ふなのうえやま。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

船上山
せんじょうさん

鳥取県西部、東伯(とうはく)郡琴浦(ことうら)町にある山。標高616メートル。大山(だいせん)火山体中外輪山の北端に位置し、両輝石安山岩からなるメサ状溶岩台地である。要害の地で、東縁は30~40メートルの露岩(屏風岩(びょうぶいわ))と滝で囲まれている。クロモジやブナの林があり、大山隠岐(おき)国立公園の特別保護地区になっている。1333年(元弘3・正慶2)名和長年(なわながとし)は隠岐から遷幸の後醍醐(ごだいご)天皇を守り、隠岐判官佐々木清高らの軍三千騎を破り、建武(けんむ)新政の緒を開いた。当時の智積寺(ちしゃくじ)跡が国の史跡船上山行宮(あんぐう)跡となっている。[岩永 實]

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世界大百科事典内の船上山の言及

【大山】より

…その時できたすそ野は長い年月の間に放射状谷に深く刻まれながらも,北および東斜面に広く残っている。旧期大山の山体上部はその後陥没によってカルデラとなったが,現在の船上山,矢筈ヶ山(やはずがせん)(1359m),甲ヶ山(かぷとがせん)(1320m)はカルデラの外輪山である。新期大山の主体はカルデラ内に噴出した弥山で,黒雲母角セン石安山岩からなる直径約5kmの巨大な溶岩円頂丘である。…

※「船上山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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