伴氏(読み)ともし

改訂新版 世界大百科事典 「伴氏」の意味・わかりやすい解説

伴氏 (ともうじ)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の伴氏の言及

【大伴氏】より

…おそらく4~5世紀の大和政権の発展期に,朝廷の諸機能にたずさわる伴の管理者として成長し,ことに軍事的統率者として頭角を現したものと思われる。9世紀ごろの大伴氏の伝承では,5世紀後半,雄略天皇(倭王武)のころの大連であった室屋(むろや)は,靫負(ゆげい)3000人を領して宮廷の守衛に当たったという。このころ以後,大伴氏は大和政権の政治を領導し,また来目部・佐伯部・靫負などをひきいる軍事的指導者の地位を確立していったのであろう。…

【武雄神社】より

…社伝では天平年間(729‐749)伴行頼の創祀という。確かな文献上の初見は951年(天暦5)で,当時郡鎮守杵島五社の一つであるとともに府社(大宰府支配下の神社)であり,神主は伴氏であった。平安時代の最末期,杵島郡内に蓮華王院領長島荘が成立し,武雄社は荘鎮守となった。…

※「伴氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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