伽羅代(読み)きゃらだい

精選版 日本国語大辞典 「伽羅代」の意味・読み・例文・類語

きゃら‐だい【伽羅代】

〘名〙 (伽羅を買えと言って渡した代金の意から) 江戸時代、客から遊女に与えた小遣銭。また、遊里で、金銭のこと。
浮世草子・色里三所世帯(1688)下「鏡袋をあけて、金子五両是は伽羅(キャラ)代とて袖より袖になげ入て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「伽羅代」の意味・読み・例文・類語

きゃら‐だい【×伽羅代】

江戸時代、客が遊女に与えた小遣い銭

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android