伽藍の窯跡(読み)がろうのかまあと

日本歴史地名大系 「伽藍の窯跡」の解説

伽藍の窯跡
がろうのかまあと

[現在地名]重信町下林 伽藍

松山平野の東端に位置し、重信川に支流おもて川・はやし川が合流する地点に近い伽藍の東南河岸段丘面の傾斜地(一一〇―一二〇メートル)を利用して造られた窯跡。

当所の窯跡は半地下式であったが、天井部分が地上に露出のため崩れて、底部と側壁下部だけが残存している。おそらく西暦約八〇〇年以降に使用され、再度造り直されたものと思われる。主として須恵器の焼成が行われ、瓦もいくらか焼いている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android