伽藍の窯跡(読み)がろうのかまあと

日本歴史地名大系 「伽藍の窯跡」の解説

伽藍の窯跡
がろうのかまあと

[現在地名]重信町下林 伽藍

松山平野の東端に位置し、重信川に支流おもて川・はやし川が合流する地点に近い伽藍の東南河岸段丘面の傾斜地(一一〇―一二〇メートル)を利用して造られた窯跡。

当所の窯跡は半地下式であったが、天井部分が地上に露出のため崩れて、底部と側壁下部だけが残存している。おそらく西暦約八〇〇年以降に使用され、再度造り直されたものと思われる。主として須恵器の焼成が行われ、瓦もいくらか焼いている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android