ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「低融点合金」の意味・わかりやすい解説 低融点合金ていゆうてんごうきんfusible alloy 鉛の融点 (327.4℃) 以下で実用化されている合金材料。鉛-スズ合金および鉛-アンチモン合金は,原子炉の反射材や遮蔽材,陰極電極,被覆材として使われている。スズ-鉛-アンチモンは 240~300℃で溶ける軸受材料で,ディーゼルエンジン,自動車エンジンなどの高荷重,高速軸受として用いられている。 70~80℃で溶けるビスマス-鉛-スズ-カドミウム合金,130~170℃で溶けるビスマス-スズ合金などは自動車業界で,模型による鋳型製作に利用されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by