住宅積立郵便貯金(読み)じゅうたくつみたてゆうびんちょきん

家とインテリアの用語がわかる辞典 「住宅積立郵便貯金」の解説

じゅうたくつみたてゆうびんちょきん【住宅積立郵便貯金】

郵便局が取り扱っていた、旧住宅金融公庫の資金融資斡旋(あっせん)を目的とした貯蓄制度。積立実績をもとに郵便局は斡旋書を発行利用者は公庫の基本融資額に郵貯加算額を加えた額の融資を受けることができた。2007(平成19)年の郵政民営化にともない廃止

出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の住宅積立郵便貯金の言及

【住宅金融】より

…日本では,住宅金融公庫の住宅宅地債券制度等がある。住宅積立郵便貯金・財形貯蓄の預金者等への融資(割増し,低利融資等)も,これに似ているが,これは,預金金利が一般金利と同じで,とくに低くない点が住宅宅地債券制度と大きく異なる。【伊豆 宏】。…

【郵便貯金】より

…郵便局で取り扱う,小口の個人貯蓄を目的とした国営貯金事業であり,次の6種類のものがある。(1)通常郵便貯金 随時に任意の金額を預入れ,払戻しできるもので通常貯金と通称(銀行の普通預金に対応),(2)積立郵便貯金 据置期間を2年間とし,その間毎月1回の収金に応じて一定金額を預入れするもの(同,積立定期預金),(3)定額郵便貯金 6ヵ月の据置期間があり,預入れ金を分割して払い戻さない条件で,一定の金額を一時に預入れするもので定額貯金と通称,(4)定期郵便貯金 一定の預入れ期間(6ヵ月と1年)があり,その期間内には払戻しをしない条件で,一定の金額を一時に預入れするもので定期貯金と通称(同,定期預金),(5)住宅積立郵便貯金 自己の居住用住宅の建設または購入のために,住宅金融公庫等から資金の貸付けを受け,かつ必要な資金を貯蓄する目的で,一定の据置期間(3~5年)を定めて,一定の金額をその期間中毎月1回預入れするもの,(6)進学積立郵便貯金 貯金者またはその親族の進学につき,国民金融公庫等から進学資金の貸付けを受け,かつ必要な資金を貯蓄する目的で,一定の据置期間(1~3年)を定めて,一定の金額をその期間中毎月預入れするもの,である。主力は定額貯金である。…

※「住宅積立郵便貯金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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