住崎村
すみさきむら
[現在地名]西尾市住崎町
市のほぼ中央に位置し、碧海台地の東縁にあたる。北は西尾町、東は矢曾根村、南は深池村、西は新在家村に接する。村名の由来は「住崎は洲見崎の転化せしものならんか」(西尾町史)という。住崎遺跡は、弥生時代後期後半のムラの遺跡で、集落のある台地の東縁から、その下の沖積平野にかけて存在する。建保年間(一二一三―一九)当地を開拓した時勧請したのが鎮守の神明社という。
近世の支配は西尾藩領。元文元年(一七三六)の村高二三四石四斗余、新畑八石二斗余、銭成新畑一八石九斗余(西尾領村々高反歩永引新田記)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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