佐々木下新田(読み)ささきしもしんでん

日本歴史地名大系 「佐々木下新田」の解説

佐々木下新田
ささきしもしんでん

[現在地名]豊栄市横井よこい

北東は佐々木上新田、南西は内島見上うちしまみかみ興野に接する。通称は横井あるいは横江よこえで、慶長三年(一五九八)頃の御領内高付帳(新発田市史資料)に「一、四石四斗九升 横江村」とある。同一七年の御蔵納同払方帳(同資料)のうち諸役銀子之目録には「一、五拾六匁 横江のうり鮒之銀」が記される。享保一三年(一七二八)新発田藩による阿賀野川まつさき本流化にともなって再開発されたと思われる。宝暦四年(一七五四)幕府領とされたと思われ、同九年には検地の延期を水原すいばら代官所に願出ている(「御検地年延願一件留帳」豊栄年表資料)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android