最新 地学事典 「佐々連鉱山」の解説
さざれこうざん
佐々連鉱山
Sazare mine
愛媛県四国中央市南方10kmにあった銅鉱山。鉱床は四国の三波川変成帯中央部に密集する別子型鉱床の一つで,別子鉱山の東方約20kmに位置する。母岩は別子鉱床母岩の三縄層上部に対比され,緑色片岩を主とし一部珪質片岩と泥質片岩を挟む。黄鉄鉱を主とし黄銅鉱を含む薄層状の鉱床が5層準に産し,総生産量の約70%を出鉱した金砂本
(ひ)は走向延長2.5km, 傾斜延長1.8kmに及ぶ。1689年発見,1925年から本格開発,住友金属鉱山(株)経営。79年閉山。開山以来の産出粗鉱量は約560万t,平均品位Cu1.5%,産出量Cu8.5万t。
執筆者:佐藤 興平
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

