佐久間草偃(読み)さくま そうえん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐久間草偃」の解説

佐久間草偃 さくま-そうえん

?-1814 江戸時代中期-後期画家
京都の人。蒔絵(まきえ)師の家に生まれる。はじめ土佐派,のち四条派の松村月渓にまなぶ。山水・花鳥画を得意とし,のち法橋(ほっきょう)となった。文化11年10月2日死去。名は顕。字(あざな)は叔徳。別号に富春館。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の佐久間草偃の言及

【円山四条派】より

…最初は蔑称であったものが,のち正式の流派名になったという。代表的画家に呉春の異母弟で流派の確立者となった松村景文のほか,長山孔寅(こういん)(1765‐1849),佐久間草偃(そうい)(?‐1828),柴田義董(1780‐1819),岡本豊彦(1773‐1845),山脇東暉(1777‐1839)らがいる。 円山四条派は以後も命脈を保ち,近代日本画の確立に大きな役割を果たした。…

※「佐久間草偃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android