佐土原藩島津家日記(読み)さどわらはんしまづけにつき

日本歴史地名大系 「佐土原藩島津家日記」の解説

佐土原藩島津家日記
さどわらはんしまづけにつき

四二九冊(現存分)

原本 県立図書館

解説 佐土原藩四代藩主島津忠高の寛文九年一二月から一〇代藩主忠寛の文久二年六月に至る一九四年間に及ぶ藩政記録。佐土原で作成された二七四冊と江戸で作成された一五五冊に分けられる。いずれも藩主の動向が中心で、恒例の殿中儀式や御礼伺候、藩主の寺社・重臣邸訪問、出猟、江戸・大坂・諸藩間の使者・飛脚往返などがその大部分を占める。断欠も少なからずあり、藩庁記録という性格から藩主本位ではあるが、佐土原藩領内の記事内容は領民の生活と深くかかわっており、佐土原藩を知るうえで不可欠の第一級史料である。

活字本宮崎県史料」第五巻(寛文九年一二月―天和三年一二月)、第六巻(貞享二年一月―元禄二年一二月)、第七巻(元禄五年一月―宝永七年一二月)、第八巻(天保一二年一月―同一四年一二月)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android