佐敷諏訪神社(読み)さしきすわじんじや

日本歴史地名大系 「佐敷諏訪神社」の解説

佐敷諏訪神社
さしきすわじんじや

[現在地名]芦北町花岡

小字宇戸うとにある旧郷社。藩政時代は佐敷諏訪大明神と称え、葦北郡五諏訪社の宗廟であったという(芦北町誌)祭神は武御名方命と下照比売命。延享三年(一七四六)の由来覚(当社蔵)によれば、永享年間(一四二九―四一)相良綱利が再興、元亀年間(一五七〇―七三)の兵乱で系図などを失い、それ以前は不明とする。大正一一年(一九二二)編の「佐敷郷土史」に初代白坂実栄から一四代白坂実人までの神職が記録され、現在も代々白坂家が世襲する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android