新撰 芸能人物事典 明治~平成 「佐藤秀廊」の解説
佐藤 秀廊
サトウ ヒデロウ
- 職業
- ハーモニカ奏者 日本画家
- 肩書
- 佐秀会主宰
- 別名
- 画号=佐藤 日梵
- 生年月日
- 明治31年 12月24日
- 出生地
- 東京都
- 学歴
- 高小卒
- 経歴
- 幼い頃から今村紫紅、尾竹竹坡に学び、大正2年尾竹一門による八華会に参加。7年より青樹社展に出品。9年八火社結成に参加。大正期、日本画革新派として活動したが、12年関東大震災で右腕を負傷。以後、ハーモニカ奏者として活動を始め、15年世界ハーモニカ百年祭(ドイツ)で「荒城の月」を演奏して優勝。メロディーと伴奏を一台で兼ねる分散和音奏法は欧米人を驚かせた。4年間ヨーロッパに滞在し、帰国後はアジア圏で後進の指導にあたった。傍ら、奏法研究を続け、短調用ハーモニカやマンドリン奏法を考案した。
- 所属団体
- 全日本ハーモニカ連盟(理事長),日本ハーモニカ芸術協会(会長)
- 受賞
- 勲四等瑞宝章〔昭和62年〕
- 没年月日
- 平成2年 10月13日 (1990年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報