佐那神社(読み)さなじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「佐那神社」の意味・読み・例文・類語

さな‐じんじゃ【佐那神社】

  1. 三重県多気郡多気町にある神社。旧県社。主祭神は天手力男神(あめのたぢからおのかみ)曙立王(あけたつのみこ)延喜式内社。中の宮。

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日本歴史地名大系 「佐那神社」の解説

佐那神社
さなじんじや

[現在地名]多気町仁田 神田

仁田にた集落南部にあって南に佐奈さな川が流れている。旧県社。「古事記」に「手力男神は佐那県に坐せり」とあり、また開化天皇段にみえる曙立王は「伊勢品遅部君伊勢佐那造祖」と記される。この二神を主祭神とする。「倭姫命世記」に「佐奈県造祖弥志呂宿禰命」と出ている。「延喜式」神名帳の多気郡五二座のうちに「佐那神社二座」がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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