体当り(読み)タイアタリ

デジタル大辞泉 「体当り」の意味・読み・例文・類語

たい‐あたり【体当(た)り】

[名](スル)
からだ全体を激しく相手にぶつけること。「体当たりをくわせる」「体当たりしてドアロックを破る」
捨て身になって事に当たること。「体当たり演技
[類語]力一杯精一杯力任せ精精鋭意極力燃焼力ずく腕ずく根限り力の限りしゃかりきがりがり血の出るよう

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精選版 日本国語大辞典 「体当り」の意味・読み・例文・類語

たい‐あたり【体当】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分のからだを相手のからだにぶつけること。また、乗り物などに乗ったまま相手にぶつかること。
    1. [初出の実例]「忠治に政左衛門が体当りをされて後の戸へつき当られて」(出典:夢酔独言(1843))
  3. 転じて、捨身で事にあたること。
    1. [初出の実例]「ただ一つ、体当りで書いたといふ点で、彼はこの長編の完成を満足に思つた」(出典:或る死,或る生(1939)〈保高徳蔵〉六)

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