体感症(読み)たいかんしょう

改訂新版 世界大百科事典 「体感症」の意味・わかりやすい解説

体感症 (たいかんしょう)

体感の障害された病態で,フランス語でセネストパチーcénesthopathieともいわれる。軽度の体感異常から,〈脳がくさって溶けてしまった〉〈腸がねじれている〉〈性器にいたずらされる〉など,幻覚のようなものまである。多くは奇妙で追体験できない感覚である。このような体感異常はうつ病,脳萎縮,とりわけ統合失調症に出現する。また臨床上,奇妙な体感異常を単一症状として慢性に経過するものが知られており,一つの疾患単位とみなされている(デュプレE.DupréとカミュP.Camusによって提唱された)。セネストパチーは狭義にはこれをさしている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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