デジタル大辞泉
「何かは」の意味・読み・例文・類語
なにか‐は【何かは】
[連語]
1 反語の意を表す。何が…か、いやそんなことはない。
「折にふれば、―あはれならざらん」〈徒然・二一〉
2 反語の意を表す。どうして…か、いや…はしない。
「葎はふ下にも年は経ぬる身の―玉のうてなをも見む」〈竹取〉
3 (感動詞的に用いて)いやいや。とんでもない。
「いと賢うなり給へり、など言ふいらへに、―、いと異様に…など言ふも」〈枕・一八五〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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なに【何】 かは
- 強い疑問または反語に用いる。どうして(…することがあろうぞ)。なぜまた(…するのだろうか。合点がゆかぬ)。
- [初出の実例]「むぐらはふ下にも年はつぬる身の何かは玉のうてなをも見む」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
などか【何か】 は
- 「などか」を強めたいい方。
- [初出の実例]「今までになとかは花のさかずしてよそとせあまり年ぎりはする〈藤原時平〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑一・一〇七七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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