何れぞ(読み)いずれぞ

精選版 日本国語大辞典 「何れぞ」の意味・読み・例文・類語

いずれ【何れ】 ぞ

問題にしている点について、二者(あるいはそれ以上)のうち、どちらであるかを問う語。どちらか。
源氏(1001‐14頃)花宴「いづれぞと露の宿りをわかむまに小笹が原に風もこそ吹け」
② 何故に。どうして。
※聖語蔵本成実論天長五年点(828)二三「答曰、余の三諦をいふのは云何(いつくにかそ)(〈別訓〉イツレソ)」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android