何屋(読み)なんでもや

精選版 日本国語大辞典 「何屋」の意味・読み・例文・類語

なんでも‐や【何屋】

〘名〙
一通りの日用雑貨を売っている店。よろずや。
小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉下「郵便切手を売ってゐるなんでも屋の店や」
② どんなことでも気安く引き受ける人。何にでも手を出したがる人。また、何事でも一通りはできる人。
湯女(1898)〈内田魯庵〉「弁護士職業で三四年前から政治社会に首を突込んだ当世風の何(ナン)でも屋(ヤ)である」

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