精選版 日本国語大辞典 「余怒」の意味・読み・例文・類語
よ‐ど【余怒】
- 〘 名詞 〙
- ① 晴らしきれない怒り。後まで残る怒り。余憤。
- [初出の実例]「其の余怒未だ胸中に散ぜざるは」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
- [その他の文献]〔唐太宗‐報竇建徳書〕
- ② はげしい余勢。
- [初出の実例]「火山岩たる、元と地皮の皺縮せる際、熱気を揮霍し、余怒激し爆然表土の上に噴き来り」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉四)
- [その他の文献]〔潘岳‐射雉賦〕
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報