デジタル大辞泉 「作り合せる」の意味・読み・例文・類語 つくり‐あわ・せる〔‐あはせる〕【作り合(わ)せる】 [動サ下一][文]つくりあは・す[サ下二]1 いくつかのものをこしらえて一つにする。「別工程ののち―・せる」2 調和するようにつくる。「馬副童むまぞひわらはのほど、みな―・せて、やうかへて装束さうぞきわけたり」〈源・澪標〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「作り合せる」の意味・読み・例文・類語 つくり‐あわ・せる‥あはせる【作合】 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]つくりあは・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙① 二つのものを一つにあわせる。[初出の実例]「門ならべに家二つを一つにつくりあはせたる」(出典:大和物語(947‐957頃)二条家本附載)② 似つかわしく、調和するようにつくる。ふさわしくつくりそろえる。[初出の実例]「そでこそは、いとよく、かたちも心も、右大将にこそつくりあはせたれ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)内侍督)③ 他方に調子をあわせてつくる。他に応じて大声をあげる。[初出の実例]「イチマンバカリノモノドモガ トキヲ ドット tçucuri(ツクリ) auasureba(アワスレバ)」(出典:天草本平家(1592)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例