作仏(読み)サブツ

デジタル大辞泉 「作仏」の意味・読み・例文・類語

さ‐ぶつ【作仏】

仏となること。また、最高の悟りを開くこと。成仏じょうぶつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「作仏」の意味・読み・例文・類語

さ‐ぶつ【作仏】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。仏となること。悟りを開くこと。成仏
    1. [初出の実例]「供仏の功徳によりて作仏するなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)供養諸仏)
    2. [その他の文献]〔法華経‐譬喩品〕

つくり‐ぼとけ【作仏】

  1. 〘 名詞 〙 彩色をほどこした仏像一説に、木などで作った仏像ともいう。
    1. [初出の実例]「めでたきもの 唐錦、かざり太刀、つくり仏のもくゑ」(出典:枕草子(10C終)八八)

さく‐ぶつ【作仏】

  1. 〘 名詞 〙 仏像を作ること。また、その仏像。特に名作の仏像。さくぼとけ。
    1. [初出の実例]「汝、来世に於て当に作仏を得べし」(出典:三国伝記(1407‐46頃か)七)

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