佞幸(読み)ねいこう

精選版 日本国語大辞典 「佞幸」の意味・読み・例文・類語

ねい‐こう‥カウ【佞幸・佞倖】

  1. 〘 名詞 〙 へつらって、相手の気に入られること。また、その人。追従(ついしょう)もの。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「是は出頭人佞好の臣と言者にて、誠の人才に非ず」(出典:政談(1727頃)三)
    2. [その他の文献]〔史記‐佞幸伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「佞幸」の読み・字形・画数・意味

【佞幸】ねいこう(かう)

気に入り。〔漢書、佞幸伝序〕興りて、佞幸の臣、~但だ婉媚を以て貴幸せられ、上(しやう)と臥す。皆因りて關す。

字通「佞」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android