デジタル大辞泉
「追従」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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つい‐しょう【追従】
- 〘 名詞 〙 ( 「しょう」は「従」の漢音 )
- ① =ついじゅう(追従)①
- [初出の実例]「女は、さるべき人のついせうするにつけてこそ、やむごとなくも。なほおはしませ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)
- ② 人におもねること。こびへつらうこと。おべっかを使うこと。ついそう。
- [初出の実例]「ひがめるやうについせうするなど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)須磨)
- 「上下万人是に追従(ツイセウ)して、善も悪も平家の事をば言はず」(出典:源平盛衰記(14C前)一)
- 「心にあらぬ追従(ツイシャウ)軽薄して」(出典:人情本・清談峯初花(1819‐21)後)
追従の補助注記
現代では、①の意では「ついじゅう」、②の意では「ついしょう」と区別して用いる。
つい‐じゅう【追従】
- 〘 名詞 〙 ( 「じゅう」は「従」の慣用音 )
- ① あとにつき従うこと。人のお供をすること。また、人の言に従うこと。ついしょう。
- [初出の実例]「欲訪神仙迹、追従吉野潯」(出典:懐風藻(751)従駕吉野宮〈大伴王〉)
- [その他の文献]〔文徴明‐遊虎丘詩〕
- ② ⇒ついしょう(追従)
つい‐そう【追従】
- 〘 名詞 〙 ( 「そう」は「しょう」の直音表記 ) =ついしょう(追従)②
- [初出の実例]「この人ついそうあるうたてある人の心にて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)東屋)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「追従」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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