使い物(読み)ツカイモノ

デジタル大辞泉 「使い物」の意味・読み・例文・類語

つかい‐もの〔つかひ‐〕【使い物/遣い物】

使えるもの。使って役に立つもの。「壊れて―にならないテレビ
(遣い物)他人に贈るもの。贈り物進物しんもつ。「お―にする」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「使い物」の意味・読み・例文・類語

つかい‐ものつかひ‥【使物・遣物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 使うことのできるもの。使って役立つもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「夏の夜はとにつけかくうにつけてしも団社よきつかひ物なれ」(出典:狂歌・銀葉夷歌集(1679)二)
  3. 贈り物。贈答の品。進物
    1. [初出の実例]「やり梅のみよりも花やつかひ物〈本重〉」(出典:俳諧・崑山集(1651)一)
    2. 「五ケ度の節にいたり〈略〉其外遣物(ツカヒモノ)数多在之事なり」(出典評判記色道大鏡(1678)二)

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