供ず(読み)クウズ

デジタル大辞泉 「供ず」の意味・読み・例文・類語

くう・ず【供ず】

[動サ変]そなえる。供養する。
「西に向かって香花を―・じ」〈太平記・二四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「供ず」の意味・読み・例文・類語

くう‐・ず【供】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙 ( 「ぐうず」とも )
  2. 神仏供え物を)そなえる。きょうずる。
    1. [初出の実例]「生類を神に供(クウ)する不審之事」(出典:米沢本沙石集(1283)一)
  3. ( ささげる意から ) 向ける。
    1. [初出の実例]「眸(まなじり)千里に供(クウ)じ首を四山に廻」(出典:太平記(14C後)三九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android