促促(読み)ソクソク

デジタル大辞泉 「促促」の意味・読み・例文・類語

そく‐そく【促促】

[ト・タル][文][形動タリ]いそがしくするさま。また、せきたてるさま。
「士に常禄ありて、俯仰衣食の資に―たらざるを得」〈雪嶺真善美日本人

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精選版 日本国語大辞典 「促促」の意味・読み・例文・類語

そく‐そく【促促】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 俗事にあくせくするさま。いそがしいさま。また、せきたてるさま。
    1. [初出の実例]「日をえらびつつ弓のとり初 そくそくと習て口をたたきみこ」(出典:俳諧・望一千句(1649)一)
    2. 「封建の制を為すこと日久しく、士に常祿ありて、俯仰衣食の資に促々たらざるを得」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の任務)
    3. [その他の文献]〔魏文帝‐曹蒼舒誄〕

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普及版 字通 「促促」の読み・字形・画数・意味

【促促】そくそく

あわただしい。魏・文帝〔曹蒼舒の誄(るい)〕惟(こ)れ人の生、忽として露の(ごと)し。促促たる百年、(びび)として(時の過ぎるさま)行す。矧(いは)んや爾(なんぢ)に夭(えう)、十三にして卒(しゆつ)す。何ぞ天に辜(つみ)ありて、景命げざる。

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