俊成女(読み)シュンゼイノムスメ

デジタル大辞泉 「俊成女」の意味・読み・例文・類語

しゅんぜい‐の‐むすめ【俊成女】

藤原俊成女ふじわらのしゅんぜいのむすめ

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精選版 日本国語大辞典 「俊成女」の意味・読み・例文・類語

しゅんぜい‐の‐むすめ【俊成女】

  1. 鎌倉時代の歌人。「としなりのむすめ」とも。宮内卿とともに、「新古今和歌集」の代表的女流歌人。父は尾張守藤原盛頼、母は藤原俊成の女で、実際は俊成孫娘にあたるが、早くから祖父俊成に養われた。源通具の妻。後鳥羽院に仕え、「千五百番歌合」をはじめ、多くの歌合・歌会に連なった。のちに嵯峨や播磨国越部に住み嵯峨禅尼(さがのぜんに)越部禅尼(こしべのぜんに)と呼ばれた。家集「俊成卿女集」、歌論書「越部禅尼消息」がある。承安元頃~建長六年頃(一一七一頃‐一二五四頃

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百科事典マイペディア 「俊成女」の意味・わかりやすい解説

俊成女【としなりのむすめ】

藤原俊成女

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世界大百科事典(旧版)内の俊成女の言及

【藤原俊成女】より

…俊成(しゆんぜい)卿女ともよばれる。尾張守藤原盛頼女で,母は俊成女の八条院三条。正しくは俊成の孫であるが,養女として育てられる。…

※「俊成女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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