俗地(読み)ぞくち

精選版 日本国語大辞典 「俗地」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐ち【俗地】

  1. 〘 名詞 〙 風雅でない土地。俗悪な地。俗境(ぞっきょう)
    1. [初出の実例]「以前は今より十倍も風致があって、松の木の下に縁台が竝べられ、茶店が開かれ俗地の間に閑寂な趣味掬すべきものがあった」(出典:春城随筆(1926)〈市島春城〉雅俗相半録)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android