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縁台 エンダイ

世界大百科事典 第2版の解説

えんだい【縁台】

庭や露地に置き,納涼月見のときなどに腰掛ける細長い台。木製と竹製があり,上面はすのこ状に作られるものが多い。関東地方では縁台とよぶが,関西では床几(しようぎ)という。室町時代に出現したようで,当時は置縁(おきえん)とよんでいる。江戸時代初めには京都などで早くも竹床几既製品が売られている。涼みがてら,この上で将棋に興じることを縁台将棋というが,夏の庶民の家具として,昭和初期ごろまでさかんに使われた。

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大辞林 第三版の解説

えんだい【縁台】

庭や露地などに置いて、休憩や夕涼みなどに用いる細長い腰掛け。木・竹などでつくる。

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

えんだい【縁台】

路地や庭などにおき、夕涼みや月見、将棋をさしたりするときなどに腰掛ける台。幅約45cm、長さ約160cm、高さ約45cmで、木製と竹製がある。◇「床几(しょうぎ)」ともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

縁台
えんだい

屋外に置き、簡単に移動できる長方形の腰掛け台。多くは水湿に強い竹材、松材を切って継いで台板とし、その四隅に脚をつけたもの。街道筋や社寺の境内の茶店では休憩用とし、都市の住宅では庭先や路地の涼み台として用いられた。縁台の名称は家の軒先、路地に置き、縁側に代用する台の意からおこったといわれるが、古いものではない。元来、日本では座居の生活であったので、腰掛けの類が一般化したのは江戸時代になってからで、縁台は、おそらく、簀子(すのこ)敷きの床几(しょうぎ)(床子(しょうじ))などが庶民化したものではないかと思われる。[宮本瑞夫]

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世界大百科事典内の縁台の言及

【床几】より

…後者は木製で,上面は畳1畳ほどの板張りとなっており,ここに緋毛氈(ひもうせん)や薄縁(うすべり)を延べる。どちらも関東地方では縁台と呼びならわしているが,関西地方では床几と呼ぶ。【小泉 和子】(3)能,狂言,歌舞伎などの舞台で使われる道具。…

※「縁台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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