俗境(読み)ゾッキョウ

デジタル大辞泉 「俗境」の意味・読み・例文・類語

ぞっ‐きょう〔ゾクキヤウ〕【俗境】

世俗の人の住む世界俗世間
風流な趣のない所。俗っぽい土地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「俗境」の意味・読み・例文・類語

ぞっ‐きょう ゾクキャウ【俗境】

〘名〙
俗人の住む世界。俗世間。俗人の境涯
※続浦島子伝記(920)「今感宿昔之因、来随俗境之縁也」
※栂尾明恵上人遺訓(1238)「世間の面を荘(かざ)りて俗境に近付くを先として」
② 無風流な場所。下品な土地。俗地
※蛻巖先生答問書(1751‐64か)下「元日の詩に必元日の事、中秋の詩に必中秋の事を作りかけ、一句々々に其の意あるは俗境とす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「俗境」の読み・字形・画数・意味

【俗境】ぞくきよう

俗界

字通「俗」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android