ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「保隙装置」の意味・わかりやすい解説 保隙装置ほげきそうちspace retainer 乳歯が早期に失われると,その両隣の歯はその空隙に向って傾いたり,転位したりするので,後続永久歯は萌出する余地がなくなり,異常な位置に萌出してしまう。このため,歯並びが悪くなり,咬合の異常をきたす。これを防ぐために,必要な空隙を確保する装置をいう。よく用いられるのは可撤保隙装置といって,レジン床と人工歯から成る入れ歯型で,保隙と同時に咀しゃく機能を営むことができる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by