保隙装置(読み)ほげきそうち(その他表記)space retainer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「保隙装置」の意味・わかりやすい解説

保隙装置
ほげきそうち
space retainer

乳歯早期に失われると,その両隣の歯はその空隙に向って傾いたり,転位したりするので,後続永久歯は萌出する余地がなくなり,異常な位置に萌出してしまう。このため,歯並びが悪くなり,咬合の異常をきたす。これを防ぐために,必要な空隙を確保する装置をいう。よく用いられるのは可撤保隙装置といって,レジン床と人工歯から成る入れ歯型で,保隙と同時に咀しゃく機能を営むことができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む