保隙装置(読み)ほげきそうち(その他表記)space retainer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「保隙装置」の意味・わかりやすい解説

保隙装置
ほげきそうち
space retainer

乳歯早期に失われると,その両隣の歯はその空隙に向って傾いたり,転位したりするので,後続永久歯は萌出する余地がなくなり,異常な位置に萌出してしまう。このため,歯並びが悪くなり,咬合の異常をきたす。これを防ぐために,必要な空隙を確保する装置をいう。よく用いられるのは可撤保隙装置といって,レジン床と人工歯から成る入れ歯型で,保隙と同時に咀しゃく機能を営むことができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む