修道院運動(読み)しゅうどういんうんどう

旺文社世界史事典 三訂版 「修道院運動」の解説

修道院運動
しゅうどういんうんどう

中世ヨーロッパ世界において,教会堕落世俗化に対して行われた修道院による刷新運動
中心となったのは10世紀フランスに設立されたクリュニー修道院で,多くの修道院がその支配下にはいり,教会粛正を進める運動の最大権威となった。グレゴリウス7世やウルバヌス2世らはこの系列の修道院出身であった。これにフランチェスコ修道会などのいわゆる托鉢修道会が加わり,運動は興隆していった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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