俵等村(読み)たわらむら

日本歴史地名大系 「俵等村」の解説

俵等村
たわらむら

[現在地名]金沢市俵町たわらまち

中山なかやま村の南に位置。村名は永正五年(一五〇八)七月の成立とされる白山禅頂私記(白山比神社蔵)に載る米俵や櫓が空を飛ぶ「飛ぶ櫓」伝説にちなむという。正保郷帳では小豆沢あずきざわ村と並記され、高五七九石余、田方二一町・畑方一七町六反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高四五三石、免五ツ三歩、小物成は山役四二六匁・草野役一〇匁(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android