倉橋部古墳群
くらはしべこふんぐん
[現在地名]近江八幡市倉橋部町
雪野山山塊の北端、通称倉橋部山に分布する。古墳時代後期の群集墳で、山頂を中心に分布する一群と、安吉神社付近の山腹に分布する一群、さらに西端の西耀寺付近にある安吉古墳の三群より構成される。一七基が確認されているが、今後さらにその数を増すことが予想される。現在墳形のわかるものはすべて円墳。主体部も確認されたものはすべて横穴式石室である。なかでも盟主的存在である安吉古墳は比較的大型の石室を備え、全長約八・五メートル、玄室長約五メートル、幅約二メートル、現状の高さは約三メートル。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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