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候ず コウズ

デジタル大辞泉の解説

こう・ず【候ず】

[動サ変]《「こうす」とも》貴人のそば近く仕える。伺候する。
「詣すべき輩(ともがら)にいたるまで目をすまして―・じける」〈保元・上〉

そう◦ず〔さうず〕【候ず】

[連語]
《動詞「さう(候)」の未然形+打消しの助動詞「ず」》多く補助動詞として用いられ、…でありません、…ませんの意を表す。→さもそうず
「いやいや、これまでは思ひもより―◦ず」〈平家・二〉
《「さう(候)」の未然形に推量の助動詞「うず」がついたものの音変化》多く補助動詞として用いられ、…でございましょう、…ましょうの意を表す。→さもそうず
「よい甥ができ―◦ずよ」〈四河入海・一一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

こうず【候ず】

( 動サ変 )
〔「こうす」とも〕
高貴な人のそば近く仕える。 「上北面に-・ずべき由/保元 上・古活字本

そうず【候ず】

( 連語 )
〔動詞「そう(候)」の未然形「さう」に打ち消しの助動詞「ず」の付いたもの〕 多く補助動詞として用いられ、「(で)ありません」の意を表す。 「いやいや、これまでは思ひも寄り-・ず/平家 2
〔動詞「そう(候)」の未然形「さう」に推量の助動詞「うず」が付いた「さううず」の転〕 多く補助動詞として用いられ、「でしょう」「(で)ありましょう」の意を表す。 「今年は風雪が好程に麦がよう-・ず/四河入海 25

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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