借換(読み)かりかえる

精選版 日本国語大辞典 「借換」の意味・読み・例文・類語

かり‐か・える ‥かへる【借換】

〘他ア下一(ハ下一)〙 かりか・ふ 〘他ハ下二〙
① 前の借りを返したり、または、返したことにして、また新たに借りる。
※こゝろ(1914)〈夏目漱石〉下「私は二度三度雑誌を借(か)り替(か)へなければなりませんでした」
公社債償還期限がきたとき、新しく公社債を発行して償還する。
時事新報‐明治三八年(1905)六月一二日「是等の公債満期となるも結局借替らるべく、其借替たるものも亦忽ちにして満期となるべし」

かり‐かえ ‥かへ【借換】

〘名〙
① 借り換えること。新たに借りて、そのかわりに前に借りていた物を返却すること。〔模範新語通語大辞典(1919)〕
② 公社債の償還期限がきたとき、新しく公社債を発行して償還すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「借換」の読み・字形・画数・意味

【借換】しやくかん(くわん)

書法の一。字の偏旁位置を適宜にかえる。〔欧陽詢、書三十六法〕借換、泉銘の祕字の、示字の右點に就きて、必字の左點を作(な)すは、此れ借換なり。~に作り、秋のと爲すが如し。

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