日本大百科全書(ニッポニカ) 「値賀崎」の意味・わかりやすい解説
値賀崎
ちかざき
九州北部、玄界灘(げんかいなだ)に臨む東松浦半島(ひがしまつうらはんとう)にあるリアス海岸の岬。玄海原子力発電所(げんかいげんしりょくはつでんしょ)で知られる。佐賀県東松浦郡玄海町北西端にあり、玄海町発足前は値賀村に属していた。北の外津(ほかわづ)浦と南の仮屋(かりや)湾に挟まれた玄武岩台地突出部の先端にあり、ここに九州電力が九州最初の原子力発電所を設置した。1975年(昭和50)に1号機の運転を開始し、その後2号機を増設、さらに3、4号機を増設した。付近一帯は玄海国定公園で、外津浦には国道204号の外津橋が1974年に完成し、名護屋(なごや)城跡など隣接する唐津(からつ)市の観光拠点と直結する。無人灯台がある。
[川崎 茂]
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