日本歴史地名大系 「健田遺跡」の解説 健田遺跡たけだいせき 千葉県:安房郡千倉町瀬戸村健田遺跡[現在地名]千倉町瀬戸瀬戸(せと)川流域に分布する薬師前(やくしまえ)・堀之内(ほりのうち)・駒形(こまがた)・稲子沢(いなござわ)の各遺跡の総称。昭和三六年(一九六一)平城宮跡より天平一七年(七四五)の「上総朝夷郡健田郷」銘の木簡が出土したことを契機とし、昭和四九年から継続的に発掘調査が行われている。現状では健田郷解明への手掛りを得ることはできていないものの、弥生時代後期を中心とする濃密な遺跡群の実態が明らかになった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報